【鐔A9】鉄地変り形 波兎図透鐔 在銘 桐箱入鉄地変り形波兎図透鐔、在銘、江州彦根住、入道宗典、肉彫地透、毛彫、金象嵌、両櫃孔、桐箱入りです。

武者絵物で有名な藻柄子宗典の珍しい作品です。ユーモラスなヒゲうさぎと、うねりくる激しい波の波兎図です。

兎は多産なので繁栄の象徴、また勢いよく波を飛び回るので飛躍の象徴として、古くから縁起物の図柄の代表格です。

このウサギは、大波を超えるためにこれから跳ぼうと屈んでいるようにも見えます。

波兎の由来は、謡曲「竹生島」の一節で詠まれた唄

「緑樹影沈んで 魚木に登る気色あり 月海上に浮かんでは 兎も浪を走るか」のようです。

古いものですので、経年の錆、汚れ、スレなどが見られますが、状態はかなり良いものです。画像でよくご確認下さい。

喜多河（川）宗典
江戸中期、美濃彫の流れを組んだ彦根彫を創設。彦根藩士川喜多氏に依ったことから喜多川を姓とし、宗典と名乗った。

光の影響により、色が微妙に実物とは違って見えます。また、パソコンやスマートフォンのブラウザによっても多少の違いがございます。

※色や大きさが思ったのと違う、などの落札者都合の返品は受付できませんので、ご注意下さい。

サイズ
縦：7.30cm、横：7.03cm、厚さ：最大約5.3mm、重さ：約103.6g
茎孔、縦：2.77cm、横：7.7mm

※鍔立て（皿立て）は付きません。
※発送方法の変更はできません。

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